活動報告

「日本の医療の強みを明らかにする調査」の実施報告

掲載日:2020年4月21日
一般社団法人Medical Excellence JAPAN

 平成31年度経済産業省国際ヘルスケア拠点構築促進事業(医療国際展開推進事業)において、一般社団法人Medical Excellence JAPANは、「日本の医療の強みを明らかにする調査」事業を受託し実施しました。

 世界でトップレベルを誇る日本の医療を通じ、世界の人々の健康、福祉及び経済の発展に貢献するとともに、成長する各国の医療及び介護需要を取り込むことは、日本経済の成長にも寄与すると考えられます。海外における日本の医療の認知度を向上させ、優位性ある日本の医療をアウトバウンド・インバウンドの両面で訴求していくためには、日本の医療の強みにつき明確にすることが重要です。

 本調査事業では、日本の医療の強みにかかる総論として、まずは、日本の社会的・文化的背景で育まれた日本の医療は、品質・有効性・安全性が追及され、患者を親身になってケアする精神と姿勢の上に形成しており、公平性を持ちつつも最先端の医療を普及させたことをはじめとした特徴につき詳説しました。

 続いて、各診療項目の紹介では、ジャパン インターナショナル ホスピタルズ(JIH)へのアンケートを含む各調査結果より20の診療方法に着目をし、診療の実績や他国との成績比較等の定量的観点に加え、定性的な観点での分析を通じて、日本の強みと言える診療方法につき明確化しました。

 【調査成果物は、リンク先である経済産業省ホームページからご覧いただけます】
別添3.日本における医療の強みガイダンス
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/iryou/outbound/activity/investigation_31_MEJ.html

 また、本調査事業のプロセスの一環として、本調査内容の妥当性を評価すべく「日本の医療の強み」調査内容評価委員会を全二回開催しました。委員会では、日本の医療界を代表する委員の皆様※1から調査の成果物に対して、各々のご専門やご所属での知見をもとに貴重なご意見を頂戴しました。

【「日本の医療の強み」調査内容評価委員会の様子】

※1「日本医療の強み」調査内容評価委員

施設・団体名 役職名 氏名
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 理事長 國土 典宏 様(座長)
一般社団法人 日本病院会 会 長 相澤 孝夫 様
公益社団法人 日本医師会 副会長 今村  聡 様
学校法人 慶應義塾 慶應義塾大学病院 病院長 北川 雄光 様
国立大学法人 東京大学 東京大学医学部附属病院 病院長 瀬戸 泰之 様
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 理事長 藤原 康弘 様
学校法人 藤田学園 藤田医科大学病院 理事長 星長 清隆 様
日本医学会 会 長 門田 守人 様
国立大学病院長会議 会 長 山本 修一 様

オブザーバー

内閣官房 健康・医療戦略室 次長 森田 弘一 様
厚生労働省 大臣官房審議官 迫井 正深 様

※委員において、座長以外は五十音順で記載しています。


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