活動報告

「四次元医療改革研究会」発足および「ステアリングコミッティ会議」の開催報告

掲載日:2021年1月27日
一般社団法人 Medical Excellence JAPAN

 令和二年度(2020年度)、一般社団法人Medical Excellence JAPANは「四次元医療改革研究会」を発足しました。

四次元医療改革研究会発足の背景

 日本は世界でも有数の高い倫理観をもった医療大国です。しかし、当然ながら日本の医療には課題もあります。Medical Excellence JAPANでは、日本の医療における課題に取り組むべく「四次元医療改革研究会」を発足いたしました。日本国内を二次元、それを立体的に世界規模で結ぶ三次元、そこに将来という時間軸を加えた四次元が名称の由来です。

四次元医療改革研究会の目的

 本研究会は、政府への提言策定に取り組みます。目的として、国民のより良い医療アクセス、持続可能な医療資源の利用、医薬品・医療機器産業の発展、日本と世界との医療・保健面におけるより強固な連携への貢献を目指します。政府機関に対し課題の解決に向けた提言を行うことは勿論のこと、課題に取り組む過程も海外へ見せ、高齢化など医療における課題先進国にある日本医療の取り組みを諸外国と共有してまいります。

第一回ステアリングコミッティの開催

 2020年12月24日に、「四次元医療改革研究会」の最高諮問機関であるステアリングコミッティ会議をオンライン併用にて開催いたしました。会議には10名の委員の方々に加え、内閣官房医療戦略室長和泉洋人氏にオブザーバーとしてご参席いただきました。開会にあたっては、参議院議員の武見敬三氏より「10年後の日本の医療のあるべき全体像に向けて個別の政策が戦略的に収斂するような意思決定が求められる。本研究会が将来を見据えた重要な会議になることを望む」とのメッセージをいただきました。また、会議では、今年度取り組むテーマ「電子カルテシステムの改革」について分科会会長である国立国際医療研究センター美代賢吾氏から説明がありました。これを踏まえ、参議院議員武見敬三氏、日本医師会会長中川俊男氏を始め各界を代表する委員の方々から、将来を見据えた広く高い観点から活発なご意見を頂戴いたしました。
一部のご意見を紹介すると、「電子カルテベンダーや医療機関の垣根を越え医療データを連結可能とすることで、医療の質の更なる向上や医薬品等の研究開発での利活用を実現すべき(日本製薬工業協会会長の中山讓治氏)」「規模に関わらず病院・診療所ともに使いやすいシステムが望ましい(日本医師会会長の中川俊男氏)」、「バイオバンクやゲノム解析との連携ができると日本の国際競争力の向上にもつながる(日本医療研究開発機構理事長の三島良直氏)」といったご発言をいただきました。

{$block_img_1_alt}

{$block_img_2_alt}

{$block_img_1_alt}

{$block_img_2_alt}

四次元医療改革研究会の今後について

「電子カルテシステムの改革」分科会でのさらなる討議を進め、令和三年(2021年)春には成果を政府に提言し、政府が推進している医療情報の改革に組み入れてもらうことを計画しています。

お問い合わせ先

一般社団法人 Medical Excellence JAPAN(MEJ)
四次元医療改革研究会 事務局 小林 呉原 中島 西山
〒102-0082 東京都千代田区一番町13番地一番町法眼坂ビル3F
Tel : 03-6261-3971 Fax: 03-6261-3970
Email: yojigen@me-jp.org


トップに戻る
トップへ