「日本の医療の強みを明らかにする調査」の実施報告 掲載日:2021年4月12日一般社団法人 Medical Excellence JAPAN 令和2年度経済産業省国際ヘルスケア拠点構築促進事業(医療国際展開推進事業)において、一般社団法人Medical Excellence JAPANは、前年度に引き続き「日本の医療の強みを明らかにする調査」事業を受託し実施しました。 日本の医療は、国内を始め世界の人々の健康や福祉に貢献する、潜在的な強みを持っています。また、各国の医療・介護需要に応えることで経済の発展にも寄与します。日本の医療の国際的な認知度を向上させ、アウトバウンド・インバウンドの両面で訴求していくためには、日本の医療の強みを対象者へ届く形で明確にする必要があります。 本事業は、二種類の調査から構成されています。 一つ目の調査では、欧米諸国と比した日本の医療の強みを明らかにしました。報告書の中では定量的・定性的なデータを用いて、英文で日本の医療について紹介しました。具体的には、日本の医療現場における工夫など特徴(チーム医療、栄養管理、医療関連感染症対策)について述べた上で、がん・循環器系疾患の治療アウトカムを紹介しました。本調査の成果物は、ジャーナル投稿を目標としているため、時間を置いて公開されます。 二つ目の調査では、品質・有効性・安全性が担保され、患者を中心とした姿勢から成る日本の医療の強みについて、医療渡航の二大対象国である中国、およびベトナム向けにそれぞれ内容の適正をし、中国語及びベトナム語で報告書を作成しました。報告書では、日本の医療の枠組みについて総論で紹介した上で、各論の中でがん・循環器系疾患の14の診療方法について詳細に報告しました。本調査の成果物は以下のウェブサイトにて公開されています。日本への医療渡航を検討している方々やその支援者の皆様に、日本の医療を知ってもらう一助になれば幸いです。 【調査成果物は、経済産業省ホームページからご覧いただけます】 令和2年度 医療国際展開推進事業(Medical Excellence JAPAN)別添1~4 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/iryou/outbound/activity/index.html 本調査事業のプロセスの一環として、調査内容の妥当性を評価すべく「日本の医療の強み」調査内容評価委員会を開催しました。委員会では日本医師会の今村聡副会長に座長を務めていただき、日本の医療界を代表する委員の皆様から、成果物に対して専門家としてのご知見をもとに貴重なご意見を頂戴しました。 【「日本の医療の強み」調査内容評価委員会の様子】 「日本医療の強み」調査内容評価委員 施設・団体名 役職名 氏名 一般社団法人 日本病院会 会 長 相澤 孝夫 様 公益社団法人 日本医師会 副会長 今村 聡 様 学校法人 慶應義塾 慶應義塾大学病院 病院長 北川 雄光 様 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 理事長 國土 典宏 様 国立大学法人 東京大学 東京大学医学部附属病院 病院長 瀬戸 泰之 様 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 理事長 藤原 康弘 様 学校法人 藤田学園 藤田医科大学病院 理事長 星長 清隆 様 日本医学会 会 長 門田 守人 様 国立大学病院長会議 会 長 横手 幸太郎 様 委員は五十音順で記載しています。 お問い合わせ先 一般社団法人 Medical Excellence JAPAN 四次元医療改革研究会 事務局 小林 呉原 西山 〒102-0082 東京都千代田区一番町13番地 一番町法眼坂ビル3F Tel: 03-6261-3971 Fax: 03-6261-3970 Mail:yojigen@me-jp.org 活動報告 四次元医療改革研究会等 活動のお知らせ 全てのトピックスに戻る