活動報告

第42回 医療情報学連合大会(第23回 日本医療情報学会学術大会)での共同企画として、Medical Excellence JAPANが医療DXのシンポジウムを実施いたしました

掲載日:2022年12月6日
一般社団法人 Medical Excellence JAPAN

2022年11月17日(木)から20日(日)に掛け、学術学会のテーマとして「社会基盤としての医療情報の役割」を掲げ、札幌コンベンションセンター(札幌市)を会場とし、ウェブを併用したハイブリッド形式で開催されました。

MEJが構想の草稿に深く関わった自民党「医療DX令和ビジョン2030」、そしてその後の骨太方針2022によって、日本の医療DXはどのように進み、電子カルテはどのような形になっていくのか。本シンポジウムは、日本医療情報学会とMEJの共催シンポジウムとして、市民、臨床家、産業界、行政、アカデミアの各界から有識者をお招きし、今目指す方向性とその先の未来について、参加者とともに考える機会としました。

冒頭にオーガナイザーである国立国際医療研究センター 美代賢吾先生からMEJの紹介、これまでの成果、そして今年度の推進内容について説明いただきました。患者視点の疑問・懸念点、続けて政府(厚生労働省およびデジタル庁)の取り組みの説明の後、今年度の四次元医療改革研究会でのタスクフォースを牽引された皆様より、活動のポイントと提言概要を説明いただきました。
シンポジウムの最後には、MEJ理事長 笠貫宏からMEJが電子カルテ改革に取り組んできた背景、そして市民・政府・産業界・医療・医学界の全てのステークホルダーを巻き込んだ上で、医療情報を共有・活用できる社会の整備が重要であるというメッセージが発信されました。

当日は、現地参加者が約200名、ウェブ視聴者が約300名、計500名ほどの方々にご参加いただき、お陰様を持ちまして盛況のうちに閉会しました。

開催概要

(以下、敬称略)

実施日時 2022年11月20日(日) 午前8:40-10:40
セッションタイトル 医療DX─市民・臨床・学術・産業・国家が打ち出す 電子カルテ改革の展望
オーガナイザー 美代 賢吾(国立国際医療研究センター)
座 長 笠貫 宏(MEJ理事長・内閣府健康・医療戦略参与)、美代 賢吾(国立国際医療研究センター)
1. 市民の立場から考える電子カルテ改革への期待と不安 / 堀 恵(COML委員バンク登録会員)
2. デジタル庁が考える医療DXの姿 / 上田 尚弘(デジタル庁 国民向けサービスグループ)
3. 厚生労働省が進める医療DX / 小川 慎一(厚生労働省医政局特定医薬品開発支援・医療情報担当参事官室)
4. 電子カルテシステムの未来 医療情報システム産業のありたい姿 / 松尾 茂(NECソリューションイノベータ株式会社)
5. 電子カルテ診療情報二次利用の現状と次世代医療情報システムへの期待 〜循環器診療情報を収集するCLIDASデータベース〜 / 的場 哲哉(九州大学病院循環器内科)
6. 医療現場からの実際の声に基づく電子カルテ改革の方向性 / 武藤 真祐(医療法人社団鉄祐会)

▲会場およびWEB登壇の様子

お問い合わせ

一般社団法人 Medical Excellence JAPAN(MEJ)
四次元医療改革研究会 事務局 小林・呉原・岸・柳谷・西山
〒102-0082 東京都千代田区一番町13番地一番町法眼坂ビル3F
Tel : 03-6261-3971 Fax: 03-6261-3970
Email: yojigen@me-jp.org


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