一般社団法人Medical Excellence JAPAN（MEJ）は2022年12月8日（木）、日本経済新聞社と共催で『医療DX令和ビジョン2030の実現にむけて』を日本橋三井ホールでの会場視聴とオンライン視聴のハイブリットで開催いたしました。

本シンポジウムでは、この1年間、MEJ四次元医療改革研究会電子カルテ分科会が取り組んできた「電子カルテシステム改革の社会実装」について、各ステークホルダーから、講演やパネルディスカッションという形でお考え等をお示しいただくと共に、これからも政府を始め、産官学医一丸となり社会実装を進めていくことをご報告させていただきました。

当日は、平日9時30分から17時という長時間にも関わらず1700名程のお客様にご視聴いただきました。心より御礼申し上げます。

なお、本シンポジウムの配信については、後日日経チャンネルでアーカイブ配信される予定です。配信が公開されましたら改めてご案内いたします。

MEJ四次元医療改革研究会 1年の歩みと成果

医療改革においてまず初めに取り組むべく課題として「医療情報の利活用に不可欠な入力段階の品質・標準化～医療情報の整理統合と利活用の強化」があると考えました。これを「電子カルテシステムの改革」とし、MEJの四次元医療改革研究会電子カルテ分科会が中心となり、医療、医学、医療産業等に携わる幅広いステークホルダーのご意見、ご協力をいただきながら2021年9月30日に「電子カルテシステムの改革に向けた提言書」としてまとめ、同年10月に政府に提言いたしました。

その提言の成果として、2022年5月17日に自民党プロジェクトチーム※1の「医療DX令和ビジョン2030」を経て、2022年6月7日に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2022 （骨太方針2022）」において「全国医療情報プラットフォームの創設」、「電子カルテ情報の標準化等」及び「診療報酬改定DX」を行政と関係業界が一丸となって進め、医療情報の利活用について法制上の措置等を講ずることが明記されました。9月22日には「医療DX 令和ビジョン2030」厚労省推進チームが発足し、10月11日に内閣総理大臣を本部長とする医療DX推進本部が設置されました。

そのような発展的な状況の下、MEJ四次元医療改革研究会は医療、医学、医療産業等に携わる幅広いステークホルダーにご協力いただき、電子カルテシステムの改革の社会実装に向けた課題や目指す姿等について現場での生の声を集め、ディスカッションを重ね、昨年の「電子カルテシステムの改革に向けた提言書」の第二ステージとして、「電子カルテシステム改革の社会実装に向けた提言」をまとめ、2022年11月30日には四次元医療改革研究会の最高諮問機関であるステアリングコミッティ会議で承認されました。この提言は2022年12月に政府へ提出いたします。

電子カルテシステム改革の社会実装にむけた提言（提出版）.pdf

※1 MEJ笠貫理事長がオブザーバーとして参画、「医療DX令和ビジョン2030」の策定作業にも協力。

講演概要

プログラム：https://project.nikkeibp.co.jp/event/sdgs2022/12/medical_dx/

2023年1月30日 日本経済新聞朝刊掲載
画像をクリックするとPDFが表示されます。

本シンポジウムの動画が「日経チャンネル」にてアーカイブ配信（1年間）されます。

日経チャンネル
https://channel.nikkei.co.jp/202212medical/

なお、同チャンネルに掲載しているご登壇者個々の動画は、下記画像をクリックしてもご覧になれます。ご視聴いただけますと幸いです。

お問い合わせ

一般社団法人　Medical Excellence JAPAN（MEJ)
四次元医療改革研究会　事務局　小林　呉原　岸　柳谷　西山
〒102-0082 東京都千代田区一番町13番地一番町法眼坂ビル3F
Tel ： 03-6261-3971　Fax： 03-6261-3970
Email：yojigen@me-jp.org

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